本日Googleアドセンスに合格したのですが、予想外のところでなかなか苦戦しました。
本当は「YMYLに該当しそうな私のブログがGoogleアドセンスに合格するまでの涙の軌跡」を記載するつもりだったのです。
しかし結論から述べますと、
「お客様のサイトにリーチできません」
「コンテンツが存在しない」
という、内容というよりかは構造的な問題でした。
解決方法については詳しいブログがありますので、本記事ではこの問題の把握と解決策を導くまでの私の思考の軌跡を中心にお届けしたいと思います。
これからこの問題に取り組む方には少しでも参考になればと思います。すでに問題なく取得されている方は暖かく見守っていただけますと幸いです。
Contents
不承認①:お客様のサイトにリーチできません
まずは他の方のブログを読みまして、リダイレクト設定やお問い合わせフォーム、プライバシーポリシー等の基本的な対策を済ませて、意気揚々と申請しました!
申請後にYMYL関連のブログの合格率の低さに関する記事を複数読みまして、これは面倒なことになったなー。と思いましたが、この点は自信がありました。
YMYL的に懸念していたデエビゴの記事が検索上位に表示されて、Google経由のアクセスもそれなりにあったためです。(ちなみに検索1位はイメグリミンの記事でした)
ただNGワードに該当しそうな、e2082の記事は引っ込めました。治験参加患者の転帰が抵触しそうかな?と考えたためです。
あとはせっかくだから、YMYL関連で広告貼っている方(合格者)を見に行って参考にしようと、みなさまのブログの確認を行いました。
書いている人は?医師、薬剤師、看護師。。。
あっ!うんうん、そういうことね!コツわかったよ私!
ということで、プロフィールに「薬剤師免許あるのだ!」と書き、aboutページに補足を加えました。
私の薬剤師免許が大学卒業後、もっとも輝いた瞬間といって過言ではないでしょう。
私はこの時点で勝利を確信していました(1回目)
ところが申請から約12時間後に、「お客様のサイトにリーチできません」との回答があったのです。。。あれ?
本質的な問題に立ち戻る①
コード読み込めたよ?検索からだってアクセスあるじゃない?何でなの?
と、ネットでこの問題について調べてみると、解説記事は無数にあり、記載時期や記載者により、内容は異なっていました。古い情報や誤っている可能性のある情報が混ざっており、何とも言えない感じでした。
ただ時期やアルゴリズムが違ったとしても、「落ちた理由を把握して解消すればよい」ということには変わりないはずです。
ここで私は小手先の解決法を片っ端から試すのではなく、まずは本質の問題に立ち戻ることにしました。
本質的な問題は、「Googleさんはサイトが見つからないということ」です。
私はアクセスできるんだから、Googleさんがアクセスできないのはおかしい!
こう思いましたが、それは間違いなのです。
「Googleさんがサイトに到達できない」これは揺るがない事実だからです。
「私は」到達できたが「Googleさんは」到達できなかった。
んー?Googleさんと私は「到達方法が違う」のかなぁ。
Googleさんのサイトへのアクセス方法
GoogleさんはBotによって、定期的にサイトをクロールしているんですね。
あぁ、そういえば私は「記事を全部手動でインデックス登録していた」から、取り合えず登録されてGoogle検索には載っていたけど、「定期クロールはできていなかったのかも」と考えました。
ところが、これに反する事実を見つけました。
「手動でインデックス登録していない固定ページがインデックス登録されていた」のです。これでは「定期クロールできていないという推論」が破られてしまう。
ここで事実をもう少し深堀してみました。
「定期クロールでは」サイトが見つかったが「Google Adsenceの審査時は」サイトが見つからなかった。
んー?「定期クロールとGoogle Adsenceのサイトへの到達方法が異なる」のかなぁ。
クロールの方法
そこでクロールについて、再度調べました。
すると定期クロールの際にサイトをクロールする時、「サイトマップを活用している」ということがわかりました。
そしてここが大事だと思うのですが、「サイトマップがなくても時間はかかりますが、クロールされてインデックス登録される」ということです。
この事実から、私は次の推論を立てました
Root causeとCorrective action
それは「Google Adsence審査時(AdSense bot)はサイトマップを活用してサイトに到達している」(たぶん)ということです。
つまり「私のサイトマップに何らかの問題があるのではないか」ということです。
そこでサーチコンソールを調べてみました。
すると「サイトマップが検出されていましたが、URLが0件」でした。あらー。
次の課題は「URL検出できるようにすること」ですね。ということで対策を調べました。
はてなブログのサイトマップは入れ子になっているようですね。簡単にいうとディレクトリが分かれているということです。
もっと簡単に言うと、Aというフォルダの下にa、bというフォルダがあるんです。会議というフォルダに社内会議と社外会議とあるように。
そして探しているフォルダ、すなわち「記事、固定ページのサイトマップ」は、サイトマップxmlの下位ディレクトリにあるので、それが見つからなかったのだと考えました。
会議というフォルダは見つかったけど、社内会議と社外会議のフォルダは見つからなかったのではないか?ということですね。
Botさん、もうちょっと頑張って探してみてね?(新入社員と話すときの笑顔で)
そこで下位のディレクトリを直接サーチコンソールに認識させました。
具体的には下記のサイトマップ2種類とサイトマップインデックスの中に記述されていたindexを追加で登録してみました。
・/sitemap.xml?page=1
・/sitemap_page.xml
・/sitemap_index.xml
・/sitemap.xml(登録済み)
すると30分後くらいにindex以外が読み込み成功し、無事にURLが検出されました。indexはサイトマップと同義なのでここでは良しとしました。
あぁ、これがいわゆるはてなブログとAdSenseの相性の問題というものかと、一人で納得していました。(どや顔)
私はこの時点で勝利を確信していました。(2回目)
不承認②:コンテンツが存在しない
ところが2回目の申請から約30時間後、仕事中に突如返信がありました。
価値が低い広告枠:コンテンツが存在しない、と
コンテンツが…存在しないですって!?
えっ?が、がんばってこれまで書いてきたのに。そんなこと言わなくても。。。
と、メンタル弱くてすぐ泣く私は、仕事中にちょっとうるうるしてしまいました。
しかし、気を取り直して考えました。
今回は少なくとも「サイトには無事接続できた!」のです。
ただYMYL的な問題をクリアできたかは未知数です。審査前にコンテンツが存在しないと門前払いされた可能性も考えられます。
ということで、おうちに帰ってから、まずこの「コンテンツが存在しない」の対策を立てることとしました。
なかなか手ごわいなー。
本質的な問題に立ち戻る②
まず問題を絞るために、私の記載した記事が「コンテンツとして価値がある」と仮定しましょう。(恥ずかしい)
その上でGoogleさんはコンテンツが存在しないと言っているのであれば、「Googleさんは余計な何かを見てしまっており、総合的にコンテンツが存在しないと判断した(つまり価値あるページの割合が低い)」と考えました。
そこで一つ思い当たることがありました。
私、タグの管理が雑で、途中で消したものや、中身のないもの、重複しているものがあったのです。そのためまずはタグの整備を行いました。
次にSite:で実際にインデックスされているページを確認しました。
すると過去に削除したタグのページや、今回引っ込めたページのインデックス(404エラー)が残っていましたので、これらの不要なページを削除依頼しました。
そして私のストック記事の中でもエースクラス(るな比)の2枚を予約投稿に入れました。これならきっとコンテンツの価値向上に寄与してくれると強気でした。(ちなみにオプジーボと後日投稿予定のドラッグリポジショニングの記事です。)
さらにこのタイミングでGoogleさんからメールが届きました。
「ご安心ください。Googleがサポートします」とか書いてあるんですね。
さっきまで「コンテンツが存在しない(真顔)」とかいってたのに、数時間後(→ここ重要)に「ご安心ください(にこっ)」なんて、女の子のことわかってるじゃない?
不覚にもちょっとトキめいちゃったよ!
(これ書いているときに気づきましたが、一回目の不承認後にGoogleさんからのメーリングリストを全て許可にしたから届いたのかと思います。勘違い恥ずかしいね。)
そして、 私はこの時点で勝利を確信していました(3回目)
…そして約1日後、特に落ちもなく、今度こそ無事に承認されたのでした!
3回目の申請、延べ約3日かけて、Google AdSense対応は幕を閉じたのでした。
ちなみに2回目の対策後、Googleさんから記事一覧へのアクセスが激増していましたが、これは偶然なのか審査していたのかは不明です。もしこれが審査であれば、1-2回目の申請時はアクセス増加がありませんでしたので、やはりアルゴリズムでさくっと落とされていたのかもしれません。
まとめ(私の対策と所感)
・サイトにリーチできない対策
課題:サイトマップでURL検出可能な状態にする
解決策:下位ディレクトリのサイトマップも送信し、「URLの検出」を確認
・コンテンツが存在しない対策
課題:不要なコンテンツを除外し、サイト内の価値あるコンテンツ比率増加
解決策:タグを整理。インデックスされている不要ページを削除依頼
(上記は素人の勝手な推論ですので、その点はあしからず。)
ちなみに、またリジェクトされたら、「過去記事をYMYLを緩和する観点でリライト」と「新規記事を5記事くらい追加」してから申請しようと考えていました。
でもコンテンツの複製や不足、YMYLに引っかかったとかならともかく、存在しない!と言われると、どうにも内容というよりかは、もっと構造的な問題ではないか?との認識でおりましたので、想定通りの対応で無事に承認されてよかったです。
そして想定よりも審査に時間が掛からなかったのは助かりました。
私、せっかちなものでして。。。(笑)
ともあれ、これで今年の目標の一つが達成できました。
いつも読んで頂きましてありがとうございます。
みなさまのおかげで、継続が苦手な私でもここまでブログを続けることができております。
私もみなさまのブログを楽しく拝見しております。
宜しければ今後もお付き合い頂けますと嬉しいです!
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おまけ:YMYLの懸念について
このブログ程度の内容ではYMYLは気にかけなくて良いのかもしれませんし、論文や学会、IR等の学術的な内容をもとに記載しているため、あまり関係なかったのかもしれません。
なお考察や所感部分は結論だけでなく考えの過程がわかるように記載し、なるべく結論を押し付けないように注意しています。
結局この部分で試行錯誤はなく、YMYL的なコツは私には分かりませんでした。その点を期待していた方すみません ><
※合格時のデータ
せっかく有名な方に言及頂いたみたいなので、当時のデータを参考までに記載致しますね。
・記事数:16
・PV:1000ぐらい(ブログ開始ちょうど1か月ぐらい)
・検索流入率:6%
・プロフィールとお問い合わせは対応済み
・アフィリエイトなし
・アナリティクスとサーチコンソールは登録済み
・文字数は1000~2000文字ぐらい
うん!PVとかは関係ないみたい。