前回の記事は4カ月前。
私がブログを書いていたのもそろそろ忘れられている頃かと思います。
実はTwitterで遊んでいるだけではなく、ブログも書いていたのです!
子供2人というのはなかなか大変でして、筆不精のままこんなに時間が経ってしまいました。
今日は久々の投稿ではありますが、珍しく医療関連ネタではなく投資関連のネタを扱います。
医療ネタはTwitterで食傷気味かもしれませんしね。
まぁ、昨日ポスト見て思いついただけなのですけど。
今の時期は3月銘柄の議決権行使のお願いや優待の案内、配当金の振り込みのお知らせで、ポストが爆発している投資家の方も多いかと思います。
優待や配当金のお知らせは、どんな相場でも嬉しいものであり、投資家冥利に尽きるのではないかと思っています。
みなさんはそんな配当金をどのように活用されていますか?
今日は久々の投資関連ネタということで、配当金の使い道について考えてみたいと思います。
王道:複利の力を活かす
恐らく配当金をもらって喜ぶ投資家の多くは、配当金を次の投資に活かして、複利の効果を狙うのではないかと思います。
同じ銘柄を買い増して、次の配当金をさらに増やしたり、値上がり益を増やしたり。
新たに見つけた銘柄の購入原資にしたり。
別の高配当銘柄を漁ってみたり。
王道ですよね。
これを否定する気は全くなく、複利の力を活かした合理的な方法だと思います。
私は高配当投資をしているわけではありませんが、手広く銘柄を扱う中でたまに「そういう銘柄」を組み入れることもあります。
そういう時はこの時期非常に楽しいですね。
例えば2020年末ぐらいから遊んでいた「りそなホールディングス:8308」
配当金は1株あたり10.5円(年間では21円)です。
3月末時点で8,500株程ありましたので、配当金としては89,250円(税別)になります。
そこそこの金額ですよね。
一方、私はりそなに口座も持っており、利息ももらっていますが、高々数十円だけです。
入れている金額が異なるので、単純に比較することはできませんが、その差は一目瞭然ですよね!
89,250円(実際は税金の関係もあり約8割)あれば、同じりそな株を200株買い増すことができ、買い増した分、次回の配当金は2,100円増えるわけです(税別/配当金額が変わらない場合)
少額とはいえ、これが積み重なれば雪だるま式に増えていくので、それはもう想像するだけでも楽しいものですよね。
いやいや。
という意見もよく見かけますね。
これも理にかなった話ではあると思います。
りそなは売買を繰り返していたので、平均取得額は上がったり下がったりしていましたが、3月のときはだいたい400円くらいだったわけで、3月末の株価480円ぐらいを考えれば、80円×8500株=680,000円(税別)の売却益が出ていたわけです。
それと比べれば、配当金の金額など微々たるものであり、大したことないというのも分かります。
まぁ、その辺の議論は大昔からされてきたことなので、ここでは取り扱いません。
今日はもっと低レベルなお話をしましょう。
というお話です。
投資は何のためにやっている?
雑な配当金の使い方についてお話しする前に投資の目的について考えてみましょう。
好きな企業を応援するため!とか社会貢献!とかもあるかもしれませんが、多くは「自分や家族のお金のため」だと思います。
そう考えると、お金を増やすことが重要であり、配当金は複利の力を活かして、合理的に無駄なく次の投資に回すのが筋であると思います。
でも「お金を増やす目的」は何でしょうか?
私はそのお金を教育に使ったり、旅行の資金にしたり、趣味に使いたいと思っています。
投資の目的はお金を稼ぐためであっても、その先には何か別の目的があるはずです。
それが老後の趣味や生活のためであればよいのですが、そうでないのであれば、適宜「口座の外に出す=活用する」必要があると思っています。
そして私は投資をお金を稼ぐためだけではなく、別の目的のためにも行っています。
嘘です。
申し訳ありませんがそんなことは微塵も考えていません。
では何かというと、
色んな銘柄を集めて、そしてその子達に戦ってもらって、結果口座の資金が増える。
ここにゲーム的な面白さを感じているわけです。
私が宝石を集めるのが趣味なように、銘柄を集めて楽しんでいるのですね。
これはあまり理解されないかもしれませんね。
選び抜いた少数精鋭で多少の分散をしながらも集中投資すれば大きく効率的に稼げるのかもしれません。
でもそれは楽しくないのですよね。
色んな銘柄で勝負したいのです。
流行のモンハンライズで言えば、ナルガ武器で効率を極めるようなやり方は好まず、たいして使わなくても、たいして強くなくても、色んな武器をコレクションしちゃう感じですね。
ナルガ武器使う人を別に効率厨と揶揄するつもりはないのです。
考え方の違いです。
ちなみにゲーム感覚とは言え、無理な投資や現実離れした投資は行いません。
そこはリアリストで行かないと大変なことになりますしね。
上記を踏まえて整理すると、
私の配当金の使い方
雑にバイオ銘柄を買う
さて前置きが長くなりましたが、実際の使い道をご紹介しましょう。
まず始めは「雑にバイオ銘柄を買う」です。
昔紹介しましたが、もはや覚えている人はいないと思いますので、改めてご説明しましょう。
バイオ銘柄はその多くが「夢を買う」銘柄です。
製薬会社における医薬品開発の成功確率はまさに万に一つです。
大手の製薬会社においても、桁は変わりません。
そんな中で有象無象なバイオベンチャーがみんな成功するわけはなく、その多くは市場の波にのまれて、海の藻屑となります。
波に乗ろうとした新進気鋭のバイオ投資家も巻き込まれて藻屑になっているのをよく見かけますね。
厳しい厳しいバイオ銘柄の未来ですが、株価はとてもアグレッシブに動きます。
そしてその動きは「現実的な可能性」を無視して、心房細動を起こした心電図みたいに動いたりします。
特に低位バイオ銘柄にその傾向が大きく、100円ぐらいの銘柄があっという間に10倍になったりします。
(その後1/10になったりも)
最近だとシンバイオとかすごかったですね。
あんなになるとは思いませんでした。
バイオ銘柄の黒字化の希望というものはここまでかと感心したものです。
昨年(2020年)だとCOVID-19 DNAワクチンのアンジェスとかもすごかったですね。
アンジェスなど、理性では到底、ひっくり返っても買えませんが、面白い銘柄ですよね。
低位バイオ銘柄に限らず、大きな銘柄でもアグレッシブに動くケースもありますね。
アデュカヌマブのエーザイなんて、あの大きさで実にダイナミックに動いていて、見ていて楽しいですね。
バイオ銘柄は夢があるのです。
その多くがはかなく散っていくとしても、夢があるのです。
だから多くの人(イナゴも)が惹きつけられます。
でも私はバイオ銘柄を主力にするのはお勧めしません。
そのあたりの怖さは下記の記事を参照頂ければと思います。
もちろん上手にこなしている人もいますが、それは「本当に一握りである」ことを常に忘れてはなりません。
自分だけは大丈夫だと思うならば、あなたは既に半分沼に足を突っ込んでいます。
私も多少手掛けてはいますが、投資金額は1,000万はこえないように注意しています。
無理はしないのが重要なのです。
やらかしても大丈夫な金額で勝負しましょう。
散々脅していますが、だからと言ってバイオ銘柄を全く触らないというのはつまらないですよね。
そして私自身、ちゃんと分析してここは行ける!というところだけ投資していてはつまらないのです。
そして行き着いたのが、配当金を用いた「雑にバイオ銘柄を買う」です。
配当金はおまけみたいなものなので、まぁなくなってもいいか?という精神が「比較的」あります。
だから低位バイオ銘柄を雑に買えちゃうのです。
それが思わぬところで芽吹いたりすると、本当に楽しいのです。
捨てられている鉢植え拾ってきて、芽が出るのか楽しんでいるのです。
例を挙げるとオンコセラピーとかね。
いや悪い銘柄ではないし、普通に持っていても悪いものではないのですが、いかんせんお安いので、ちょろっと買うにはちょうど良かったり。
ノーベル賞シーズンに無駄に噴いたりしますしね。
「バイオ銘柄は噴いたら売る」が私の哲学ですが、雑な投資についてはそのまま持っておくのも面白いかもしれませんね。
雑に優待銘柄を買う
お次は「雑に優待銘柄を買う」です。
優待に期待した投資については、合理的な投資を求める一部の方には大変不評ですが、私は大好きです。
優待で3,000円のカタログギフトをもらうくらいなら、
キャピタルゲインで儲けた3万を好きに使え。
というのは実に説得力のある言葉です。
しかしこれはある意味、的外れです。
私は優待に合理性など求めていません。
主体的にカタログギフトを購入しても、あんまり面白くないのです。
優待でもらうから楽しいのです。
受動的であるから楽しいのですね。
これが合理性を求める方に理解されないのは分かっています。
別にそれは良いのです。
お互い次元の違うところでぶつかる必要はありません。
そして楽しむ以外にも、「投資のお金を外に出す」ということにもつながっています。
口座の金額が増える以外にも、リアルに還元があるのは良いことだと思っています。
ハピネットやタカラトミーの優待は子供にも喜ばれますし、カタログギフトは家族で選んで好きなものを頼んだりと、選ぶ過程自体も楽しむことができます。
優待はあくまで投資の副産物ではあるのですが、リアルに影響するという意味では、インカムゲイン/キャピタルゲインとはまた違った利点があるのです。
そんな優待銘柄ですが、巷にはたくさんあります!
そしてその銘柄たちの成長性や安定性がみんな素晴らしいかというと、全くそんなことはありません。
優待とかやっている場合じゃないよね?とか、
この破格の優待は長続きしないだろうな。
みたいなものも無数にあります。
つまり合理性を考えれば、そんな購入しようと思わない銘柄もたくさんあるのです。
そんな主力にできない銘柄ですが、優待内容はなかなか魅力的だったりします。
そういう銘柄をコレクション感覚で配当金で雑に買っていくのです。
結構くせになっちゃいますよ?
雑に買った銘柄だし、原資は配当金ということで、下がってもあまり気にしないですしね。
唯一激おこするのは、優待廃止したときですね。
もうその場合は即日売却します。
もう少し待ったほうがいいとかは考えずに、即さよならです。
優待銘柄への投資、いかがですか?
雑に使う
最後に「雑に使う」です。
こちらはこれまでと違い、投資に関係するものではなく、口座のお金をリアルマネーとして引き出して使います。
新しいPCに30万かけたり、旅行の資金にしたり、冷蔵庫買ったり、お菓子買ったり、習い事に使ったり。
節約とか、無駄な使い道とか、そういう理性的なことは明後日の方向に蹴りとばして、雑に使います。
投資によりお金を稼ぐことは、現実を豊かにすることの手段であって、それはゴールではない。という考えを地で行く使い道です。
日々の家計管理で色々頑張っているのに全くの無駄で、合理性の欠片もないと思われる方もおられるかもしれませんが、それはそれです。
今日のテーマにおいて、合理性は禁句なのです。
老後に2億あっても、それは大変楽しくて充実した老後がおくれるかとは思います。
でも私は老後に2億使うより、今2,000万使うほうが有益だという考え方です(金額は適当)
2,000万を投資に回せば、老後は4億になるかもしれませんが、そういう問題ではないというのはもうお分かりですよね?
まとめ
今日は久々の記事ながら、毛色の変わった内容でした。
みなさんは配当金をどのように使っていますか?投資は何のために行っていますか?
考えてみるきっかけとしてもらえると嬉しいです!
ブログお休みしていましたが、辞めたわけではなく、医療関係ネタを中心にまた記事書いていきますので、みなさま宜しくお願い致します!